ほんわか茶道部



紹鴎棚

今日は、千利休のお師匠さんの武野紹鴎が好んだと言われる“紹鴎棚”という棚を使って
“続き薄”の稽古をした。

お茶会で、一番重要とされていて厳粛な“濃茶”(ドロリとしたお茶)をいただいた後に少しくだけた“薄茶”をいただく。
普通は薄茶も濃茶も一度席を改めてからいただくものなのだけど、“続き薄”は道具を水屋に(茶室付きの台所みたいなところ)に持って帰らずに濃茶の続きで薄茶を点てる。

その理由の一つ。
冬や夏の茶会は特に、亭主は客の帰路の配慮もする。
日が暮れると寒くなるだろうと、茶会も短縮して行うのだ。
“続き薄”とわかると、客も亭主のその配慮を考えて、あまり時間を延ばさないように気をつける。
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# by honwaka-tea | 2006-02-05 13:48 | 棚点前

白い靴下のこころ

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明日の初稽古に備えて、持ち物の点検。

懐紙・ふくさ、扇子…。着物を着てのお稽古ではないので、稽古用のチョッキ。このチョッキ、ちゃんと着物みたいな襟になっていて、そこに懐紙などを入れられるようになっているのだ。

かならず持っていかなくてはいけない物の一つに、“白い靴下”がある。
なぜ白い靴下かと言うと、お茶会に招かれた時には、茶室に席入りする前に必ず清潔な白い足袋に履き替えると決まっている。
それは、茶室を丁寧にしつらえて客を迎える亭主への気持ちに応じる心がけなのだ。

本当は足袋の方が歩き方の練習になって良いと思われるが、洋服に足袋…。あきらかにコントの衣裳になるので、やめておこう。

そんなこんなと色々思い出しながら明日の稽古に思いを馳せる。
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# by honwaka-tea | 2006-01-29 22:34

歩々是道場

松江にいるときに入門した裏千家茶道。
同じ流派でも、東京の人のお茶に対する感覚が
色んな意味で何となく違うような気がして、なかなか入り込みづらいものがあり
しばらく教室に入る事が出来なかったが、いい先生とのご縁があり
また稽古を始める事になった。

私がお茶を習い始めたのは、19歳の時だった。
両親に連れられて、島根 出雲市にある“出雲文化伝承館”にある
千利休が建てた茶室を復元したもので、
松江城の藩主、大名茶人で有名な松平不昧公が愛用したといわれる
“独楽庵”に行ったのがきっかけだ。

独楽庵につながった大広間の和室で、日本庭園を眺めながら
お菓子とお抹茶をいただいた。
忘れもしない、松江・風流堂の“青梅”
季節感のある、初夏の和菓子だった。

和室は静かで、涼しくて、清潔で、簡素。
庭は、様々な種類の植木、山野草、花、苔などが植えられていて
光にあたって、キラキラしていた。

ただ単純に私は癒された。それだけの理由でお茶を始めようと思った。

その時、知らなかったのだ。
狭い茶室の空間をいかに広く見せるか、いかに明るくするかに
工夫を凝らすんだって事。
客の目線の高さに合わせて、庭をより美しく見えるように植木を剪定したり
涼しくなるように打ち水するんだって事・・・などなど
すべての癒される要素は、どうしたら客が心から喜んでもらえるかを考えて
亭主が『仕組んだ』事だったってこと。

そのとき私は、茶道のことなんて全く無知で、
ただ決まり事が多くて、厳しくて、花嫁修業みたいで
お金持ちのする事で、堅苦しいだけ・・と安易に思っていた。

決まりごとと言われている事は、全て理にかなったことだった。
200年くらいの歴史の中で、あーでもないこーでもないって試行錯誤で
創り上げられた、そしてこれからも時代の流れにそって創り上げられるものなのだと
知った。
道具も買えばいいというものでもない。限られた道具や材料で
工夫をして、趣向を凝らしたおもてなしをする。
亭主は客を思い、客も亭主の計らいを思う。
色んな意味で生きてく上で必要?と思われること、
生活を豊かにしてくれる要素・・などが凝縮された道だと私は思った。

これはお茶を習い始めてから、わずかながら知り得たことで
まだまだ底なしに知らない事だらけ。
習えば習うほど、茶道の果てしない奥深さに気付かされるのだ。

知ったかぶりの偉そうな事は書きたくない。
ここに綴ろうとする日記も、日々の間違いだらけのお稽古の軌跡として。
公開にすることで、少しでもお茶を通じて季節の移ろいの楽しみ
や日本の文化などを、色んな人と共有出来たらと思う。

数え切れない程の日頃のドジも、少しでもなくなるよう願いを込めて
これから精進していきたいと思う。
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# by honwaka-tea | 2006-01-25 22:32 | その他


野の花を       一緒に眺めましょう  お茶を一服お入れします
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