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ほんわか茶道部



ハロウィン

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10月31日はハロウィン。

…と言っても、街中でハロウィンを騒いでるのを横目に、私は何のことやらさっぱり知らずにいた。
軽く調べてみたら、ハロウィンはケルト人という民族の収穫感謝祭を取り入れたキリスト教の伝統行事…とのこと。
この日の夜は、死んだ家族が家を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていて、それらから身を守るために仮面をかぶったり、魔除けの焚き火を焚いていたそうな。

いわゆる、日本で言うお盆?てこと?

外国人がお盆の時期に盆提灯を飾ったり、キューリや茄子に割り箸の足を刺したりして楽しんでるのを想像すると、あまりに滑稽で笑える。

外国人の目には、日本のハロウィンやクリスマスについてどう映ってるんだろうか?

我々は、お祭り好き、やおよろずの神の下で、大いに季節を楽しんでおります。とでも言っておきますか。

とりあえず、今年も天候に恵まれて、お米も野菜もちゃんと獲れたことに感謝しよう。
# by honwaka-tea | 2006-10-20 19:54

茶房 李白

茶房 李白_f0052646_16473327.jpg

経堂、すずらん通りをちょっと入ったところに『李白』はありました。

商店街の喧噪をまったく感じさせない、ひっそりと佇む李白。
入口にはスリッパが置かれていて、「こんにちわ」と言うと店の奥から静かに「いらっしゃいませ」とご主人の低〜い声が。

私が入った時は誰一人お客がいなくて、ほんとうに入ってもいいのか少しビビりましたが
勇気を出して靴を脱ぎました。

窓側のテーブルに腰掛けて店を眺めたら、こだわりの品々がセンスよく置かれていて
天井は太くて立派な梁が屋根をささえていました。
窓の外は椿やもみじなどの色んな庭木が茂っていて、格子の窓辺には水引草がそよそよ風にゆれて、木漏れ日が入ってきていて素敵でした。

メニューは珈琲紅茶チーズケーキ、抹茶に煎茶など
今日私が頼んだのは煎茶と和菓子でした。
秋らしく黄色い葉っぱにのせられて出て来た和菓子は、粒あんと栗の茶巾絞りで
甘くなくって素朴な栗の味と小豆の味がとても感動でした。

静かに、とにかく静かにゆっくり時間の流れる場所でした。
コツコツ、コツコツって振り子時計の音だけ聞こえて来て、じっくりゆったり本を読む事が出来ました。

入口の白い暖簾からは、やわらかい秋の風が。
季節とともにあるお店だと思いました。
# by honwaka-tea | 2006-09-24 16:47 | その他

半化粧

おもしろい葉っぱがある。

24節気の一つである『夏至』(6月21〜6月22日)。
その24節気を更に分けた『72候』に、『半夏生 はんげしょう』(7月1〜7月2日)
という季節がある。

半夏(はんげ)と言われるドクダミ科の草があり、
夏至から半夏生の頃になると、葉っぱが白くなるらしい。
それで、半夏生を過ぎ、暑い夏になるとまた緑の葉っぱに戻るんだそうだ。

だからこの葉っぱは『半化粧』とも言われているそうな。

あ、そうか、半夏が生える時期だから『半夏生』と言うのか・・・。
日本には、私の知らない季節がいっぱいある。おもしろいから色々調べてみよう。

72候、もしかしたら私たち日本人はその繊細な季節のサイクルを無意識に感じながら
心の安定を図っているのかもしれない。
環境汚染などでそれを狂わせたりするから、狂った世の中になってしまうのだろうか・・・?

・・なんて考えてみた。
半化粧_f0052646_1959776.jpg

# by honwaka-tea | 2006-06-26 19:59 | 花鳥風月

躙口(にじりぐち)

躙口(にじりぐち)とは

京都など旅行に行った時によく目に止まる、庭から茶室に入る小さな入口のことを言います。
私は、何のためにこんな小さくしてあるのかが不思議で仕方がありませんでした。

侘び茶道を大成させた千利休は、茶室という空間を
ただの部屋・・ではなく精神的な目的を表現したということを知りました。

躙口の持つ意味の一つに・・
誰もが頭を下げなければ入れない。一旦自分の立場を捨てて茶室の中では対等な人間関係を持つ  (戦国の辛い世でさえも、茶室だけは平和な空間である)
どんなに地位のある人でも、無い人でも、身分を外に置く(刀を置く)

なんだか、上手に言えませんが・・
そんな感じで私は理解しています。

ただ、単に平等と言っても人には個性があって誤差があって当然。
ここで言う平等というのは、お互いに尊重し合ったり、譲り合ったり、敬ったりするって事なんじゃないのかな?と勝手に思っています。
茶室の外でもそうだといいんだけど。。

だから茶室は精神修行の場だと言われているんじゃないかと思います。

写真は、島根県松江市にある『明々庵 めいめいあん』という茶室です。
右側にかかっている棚みたいなの、これは“刀掛け”といって、
どんなに偉い武将でも、ここで刀を置いて茶室に入らなければいけなかったそうです。

    
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# by honwaka-tea | 2006-05-09 00:10 | 茶室について

新緑とお茶

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ベランダにテーブルを持って出て、朝のお抹茶を飲んだ。

新緑が日に日に濃くなって来ているのがよくわかる。これからもこの木は毎日色を変えて行くんだな。

私も日に日に精進する努力をしてみよう。

自然から学ぶこと、たくさんある気がする
私の朝のお抹茶は、そんなゆとりの時間を作ってくれる。
# by honwaka-tea | 2006-04-29 09:27


野の花を       一緒に眺めましょう  お茶を一服お入れします

by honwaka-tea
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